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開業をするうえで重要となる診療圏とは



診療圏とは



クリニックを開業しようとする場合、まずは自分が目指す医療の形の実現などを考えなければいけません。すでに土地や建物がある場合は目的が異なってきますが、開業スタイルなどを考慮しつつ物件を決めていきます。敷地の広さや地域性などの要素を加味し、選定していくことになりますが、それに伴い資金繰りも考えることになります。

ですが、単に開業しやすい土地だからといって成功できるというわけではありません。成功できる要因がその土地になければ、限りなく低いものとなってしまうのです。その要因を調べ有効に活用するのが診療圏の分析になります。

診療圏とは、その土地にどれだけの人がおりどんな病気で受診しているのか、競合相手はどれぐらいいるのかを知ることです。これを分析し、データとして役立たせていくことが、成功のためのポイントになります。一般商店でいうところの、商圏範囲という言葉の医療版ということになります。

どんなに優れた技術があったとしても、人がいないところに開業したのでは、誰も来てはくれません。どんな病気が多く、必要とされている医療は何かがわからなければ、適切なサービスを提供することができないのです。競合相手を知ることによっていったいどんなサービスが必要とされているのか、それは足りているのかを知ることができます。もちろん、様々な部分も見えてくるので、こうした条件を知ることにより、選定した土地は本当に経営に向くのかどうか、成功のための分析ができるようになります。

経営ということを考えた場合、サービスをどう提供するのか、そのサービスが受け入れられるものなのかを知らなければいけません。これは医療であっても同じことで、過去のような形ではなく、サービス業の一つとしてとらえることが成功の秘訣になってきます。その成功を掴むためにも、診療圏ということが重要な要素となっているのです。

診療圏調査


精度を高めていくのであれば



診療圏とは、外部環境分析につながると考えることができます。それは、自院の取り巻く環境である診療圏を分析し、適切なサービス展開ができるのかどうかを判断することが必要になってきているからです。

診療圏を設定するときは、直接来院される患者を対象とすることも重要です。それは、どんな診療科を開設するのかによって、この患者の層が変わってくるからです。そのためにも、潜在的患者人口や高齢者人口の推移を把握しなければいけないというわけです。この分析を進めていくことにより、どれだけの患者が存在するのかを把握することができるようになります。

こうしたデータは、国勢調査や各行政単位の公表データを活かしていくことになります。年齢比率も引き出すことができますし、時系列で比較して行くことで、推移予測を立てることができるようになります。全国比率との比較もすることにより、データの精度を上げることができるようになるのです。

さらに精度を上げるのであれば、公表されているデータだけでは追いかけることができなくなります。専門家であれば常に情報を収集していますし、アンケートなどを繰り返し行い、普段では得られない情報も持っている場合があります。必要であれば、必要な地域に対して調査を行いデータを収集したりすることもできるのです。こうした能力を活用できるかどうかは、大きな分岐点となります。

個人ではなかなか分からないようなデータ分析も、専門業者であれば可能です。本当の意味で精度の高いデータ分析を考えるのであれば、診療圏の調査や分析は任せたほうが安心できます。

診療圏調査


競合相手の情報から



診療圏とは医療の供給であるという側面も持っています。地域に対してどれだけの医療というサービスを提供することができるかを判断し、患者を集めることができるのかを分析していくのです。

医療サービスの供給を考えた場合、自院の医療圏におけるサービスは必要かどうかを判断することができるようになります。現状分析としては、地域医療計画から分析することで、基準病床数や既存病床数を見ていくことができるようになります。充足状況を把握することにより、対策をすることもできるようになるのです。

医療の供給ということでは、競合ということも分析して行かなければいけません。自院の診療科に対してどんな競合相手がいるのか、それは何件ありどこまでの規模なのかということは重要です。数だけでもわかれば、自院の診療圏の中でどれだけの人数を期待することができるのかを予測することができるようになります。

ただし、競合相手も様々な差別化を図り、他にはない特色を打ち出している可能性があります。こうした情報も加味していかなければ、単純に人数を考えることができないのです。

実際に経営戦略を立てるうえで、相手を知るということは重要な意味を持っています。相手を知らなければ、効果的な戦略を策定することはできません。自分にない能力を持った相手と協力体制を築くのか、それとも見つけた隙間を狙うのかもこうした情報から見えてきます。もちろん、競争することで勝てるかどうかも見えてくるようになるのですから、重要な情報収集と言うことになります。

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